ベライゾン・ワイヤレスは1日、携帯電話端末を利用する新しい技術やアプリケーションサービスの開発を推進する合弁会社「ジョイント・イノベーション・ラボ(JIL)」に参画すると発表した。ベライゾン・ワイヤレスの参画により、JILの顧客数は約10億人に達する。
JILは、ソフトバンク、チャイナモバイル・リミテッド、ボーダフォングループPLCの3社が2008年に設立した合弁会社。同社では、多様な端末プラットフォームやOSに対応したモバイルウィジェット用実行環境の開発に取り組んでいる。開発されたモバイルウィジェットは、さまざまなOSに対応し、スマートフォンから低価格の携帯電話機で利用できる。
また同社は2009年中に、世界中のソフトウェア開発者を支援する、さまざまなツールの提供を開始するとしている。具体的には、モバイルウィジェット向けの共通規格、使いやすい開発キット、オンライン・ストレージのほか、開発者が商品を70カ国以上(北米・アジア・ヨーロッパ・アフリカなど)のユーザーに向けて配信できる配信/決済機能システムを開発する。