パソコン画面のキャプチャおよび録画・編集ソフトなどを展開する米TechSmith Corporationは1日、同社日本法人となる「テックスミス株式会社」の設立を発表、同時に動画キャプチャ編集ソフト「Camtasia Studio 6」日本語版も発売した。通常版の価格は35,900円(税抜)。アカデミック版は22,100円、ライセンス版は34,000円(ともに税抜)となる。対応OSは、Windows XP / Vista。同社Webサイトでは30日間の体験版も公開している。
テックスミスは米国に本社を構え、パソコン画面のキャプチャ・録画・編集ソフトなどビジュアル・コミュニケーション製品を5カ国語、世界37カ国で展開する。Camtasia Studio 6は、画面上の操作手順や作業手順、動画再生画面など"デスクトップ上"を映像として録画・録音・編集可能なため、企業におけるeラーニングの教材作成やプレゼンテーション、デモンストレーション用映像の作成用途に使えるほか、個人でも簡単にHD品質のビデオ編集ができるソフトとなる。
メニュー画面に従って1.録画形式の選択、2.キャプチャ範囲の指定、3.録画ボタンのクリックというシンプルな操作でデスクトップ上の画面を録画。録画後は、タイムライン/ストーリーボード形式のUIで映像を編集する。編集作業では画面のズーム/パン、切り替え、キャプション、吹き出しなどの追加や映像上にFlashクイズやアンケートを設置する機能など多彩な編集機能を搭載する。
新バージョンでは、メニュー画面でCD、Web、ブログ、iPod、YouTube、HDディスプレイと選択するだけで最適化されたビデオを作成できるほか、編集時間の短縮につながる編集ホットキーを備え、画面切り替えやキャプション、ズームマーカーなどの操作をボタンひとつで操作できるようになった。また、映像を立体的に見せる3Dチルト効果、10/1秒単位での画面切り替えやフェード効果の調整など詳細な設定も可能になった。
対応ファイル形式はMPEG4(Web、ブログ)、SWF(Flash)、FLV(Adobe Flash Video)、M4V(iPod/iPhone/iTunes)、AVI(CD/DVD/ロスレス形式のエクスポート)、Silverlight互換WMV、MOV(QuickTime)、RM(RealMedia)。