即日発行の「taspo サービスセンター」が新宿南口にオープン

ルミネ1の斜め向かいにオープンした「taspo サービスセンター」。交差点の角にあるのですぐ見つかるはず

「taspo(タスポ)」カードが欲しいけど、郵送などの手続きが面倒で……と思っていた喫煙者に朗報だ。即日発行の「taspo サービスセンター」が1日、新宿南口にオープンした。

タスポは自販機での成人認証を目的とした成人識別ICカードで、未成年者の喫煙を防止しようと全都道府県で2008年7月1日より運用を開始した。2009年3月14日現在、894万579枚が発行されており、推定喫煙人口に対する割合は33.4%に上る。「現在でも毎月10万枚のペースで発行されており、まだまだ発行枚数は伸びるだろう」(日本たばこ協会)。

ただし、タスポは郵送での手続きで「大体平均で発行までに2週間程度」(同)かかる。必要書類や身分証明のコピー、写真を揃える必要があり、一部の人にとっては手間に感じることもあったことは事実だろう。

そうした問題を解消する「taspo サービスセンター」では、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類を持参すれば大体30分(状況により異なる)でタスポが発行される。写真撮影やコピーもその場で行え、それらの料金も無料だ。手続きの流れは、まず常駐のスタッフが写真を撮影。できた写真を受け取り、続いて本人確認証明書をコピーする。本人確認書類は申込書記載住所が本人確認書類と異なったり、住所変更手続きが完了していなかったりする場合は、公共料金領収書(写し)が必要。また、顔写真のない本人確認書類の場合は別途、名前を確認できるものを持参する。


いたるところに説明が書かれているので安心。それでも分からない場合はスタッフの方が説明してくれる

最後に申込書に必要事項を記入し、先ほどの本人確認書と写真をセロハンテープで貼り付け、受付で必要書類一括を渡せば完了となる。発行時間は状況により異なるが大体30分程度のこと。日本たばこ協会の担当者は「オープン初日から大勢の人が訪れており、発行時間はもう少々かかる可能性もあります。また、待ち時間の余裕がない場合でも、翌日など都合のよい日取りにタスポを受け取ることもできます(ただし、申し込みが30日を過ぎると再度申し込みが必要)」と話した。


申込書の記入コーナーにはメガネも置かれている。まさに、いたれりつくせり


センター入り口と2階の交付コーナーにはモニターが。ここに自分の番号があればタスポができているということ	実際に使えるかどうか確認して交付手続きは完了

なお、センターでは郵送申し込み受付も行っている。場所も新宿南口のルミネ1の斜め向かいで、駅からも徒歩3分程度の好立地。「タスポが欲しい、けど……」と悩んでいたら一度、「taspo サービスセンター」へ立ち寄ってみてはいかがだろうか。