NeoOfficeプロジェクトは3月31日 (米国時間)、Mac OS X用オフィススイートの最新版「NeoOffice 3.0」を一般ユーザ向けに公開した。動作環境はMac OS X 10.4以降、PowerPCとIntel用のバイナリパッケージが無償提供される。日本語環境で利用する場合、日本語を含む58カ国語に対応した追加ランゲージパックが必要。
NeoOfficeは、OpenOffice.orgをMac向けに最適化したオープンソースのオフィススイート。マルチプラットフォームを指向するOpenOffice.orgの機能に加え、Mac OS Xならではの機能が追加されている。
メジャーバージョンアップとなる今回のリリースは、1月に公開されたOpenOffice.org 3.0.1をコードベースに採用。Mac OS X独自のアプリケーション間通信機構「サービス」に一部対応したほか、iTunesやiPhoneのライブラリに蓄えられたコンテンツを閲覧できるメディアブラウザも追加された。Aquaネイティブのフローティングツールウインドウや、綴り / 文法の自動チェック機能 (Leopardのみ) もサポートされている。
最新のMacBook / Proシリーズに採用されているマルチタッチトラックパッドにも対応。拡大 / 縮小やスワイプの操作が可能になっている。周辺機器のサポートも強化、スキャナやカメラなどImage Capture対応のデバイスから直接イメージを取り込むこともできる。