「黒執事」「メイちゃんの執事」など、世間では空前の執事ブームが到来中!
そんな中、関西を中心に1月7日より放送されていた執事ドラマ、『執事喫茶にお帰りなさいませ』のDVD-BOX発売を記念して、出演者が都内某所に集結、上映会&トークショーが開催されました。
登壇したのは、ドラマでフットマン役を演じた7名のイケメンたち。……ならばここは、"イケメンを見ることで自分もイケメンになったような錯覚に陥る"という残念な特技を持つ僕が、その一部始終をレポートするしかありますまい!
今回来場した観客は一日でおよそ1,000人。うち女性率はなんと100%!(自分調べ) まさかこれほどまでに執事という職業が女性に人気だとは知りませんでした。
僕ももう社会人になって長いのですが、これはひょっとして目指すべき職業を間違えたのかもしれません……。
イベントが始まってまず上映されたドラマ『執事喫茶にお帰りなさいませ』は、とある閑静な住宅街に位置する執事喫茶「コモンローズ」で働く4人のフットマンを中心に、様々な人間模様を描く一話完結物。
池袋にある人気執事喫茶「Swallowtail」が全面協力したとあって、キャストの優雅な動きや言葉遣いなどは本物のフットマンそのものです。いや、本物のフットマンがどんなんか全然知らんけど。
……ええと、さっきからフットマン、フットマンと書いてますが、執事の世界ではフットマン(従僕)とバトラー(執事)は別物なんですよね。フットマンを統率するのがバトラーであり、身分的にはかなりの違いがあったようです。ハイ、またひとつ日常生活では絶対に使わない豆知識が身につきましたね!
でもまあ、ドラマを見るだけならそこらへんは割とどうでもいい感じだったので、将来本当に執事を雇いたいと考えておられる方以外は気にしなくていいと思います。
今回上映されたのは8話と11話の2回分で、内容の方はというと、中学生の女の子に諭されてフットマンが人間的に成長したり、主人公たちが新たにやってきたライバルフットマンと壮絶なサービス合戦を繰り広げたりする話でした。
ドラマの上映が終わった後は、本日のメイン(たぶん)イベントである「執事喫茶コモンローズ体験」がスタート。
実際にドラマで使われたセットを壇上に再現し、抽選で当たった6人のお客さんを出演者たちがもてなすという、ファンにとって夢のような企画です。
この演出にはファンだけでなく登壇したキャストも感動したようで、八神は「またこのセットが見られて嬉しい。……潰されてリサイクルとかされてたら悲しいじゃないですか(笑)」とコメント、会場を沸かせていました。
運よく選ばれた"お嬢様"も全員感無量といった様子で、言葉を詰まらせていました。個人的には、「すごかったです……迫力が」というお客さんのコメントが印象に残りました。"迫力"て。
……ただ、イベントは楽しそうで何よりだったのですが、"お嬢様"が紅茶やケーキを食べる時間が、尺の都合上5分しかなかったというのはいくらなんでも短すぎると思いました。
その後はトークショーへと移り、キャストがそれぞれ作品への思いを語りました。
DVDの特典であるフォトブックにはメンバーが登場する漫画が付いているそうで、八神は「みんな似てて良かった」 |
「メインで映っている人以外でも、後ろでちゃんと働く演技をしているのでDVDではそのあたりを見てほしい」と、河合 |
また、特別イベントとして本作のエンディングテーマを歌うミュージシャン、JUNEが登場し、会場で生歌を披露。
実は彼も作品の中にドアマンとして出演しているので、DVDを買った方はぜひ捜してみてください。
――そして、イベント終了後の囲み取材では、記者から「エスコートしたいと思う、理想のお嬢様は?」という質問が。
これに八神は「理想はお蝶夫人です!」と答え、JUNEは「とにかく彼女が欲しいです! 彼女が欲しいです!」と、連呼。
兼子は「絶対に執事にはなりたくないので、エスコートしたくありません! 無理っす!」と返答自体を放棄。
……個性豊かな燕尾服イケメンたちの、ドラマとはまた違う一面が垣間見えた瞬間でした。
最後まで和やかで笑いが絶えなかった上映会&トークショー、とても息の合った良いチームだと思いますので、次回もまたこのメンバーで続編を製作してほしいですね。
(C)2009「執事喫茶にお帰りなさいませ」製作委員会