取材では、一般には公開されていないものも含め、モーションポートレートのサンプルアプリケーションが多数披露された。以下、順に紹介していこう。
まずは、モーションポートレートの基本機能のデモだ。サンプル画像からアニメーションを生成すると、何もしなくても、まばたきをしたり、微笑んだり、首を傾けたりする。くしゃみをさせたり、顔真似をさせたりすることも可能だ。もちろん、髪型を変えたり、ひげをつけたり、めがねをかけさせたり、衣装を合成したりもできる。
|
|
|
サンプル画像。モーションポートレートに取り込まれるとさまざまな表情を浮かべる |
髪型を変えたり、ひげをたくわえたり、めがねをつけたり、なんていうのはお手のもの |
|
|
|
くしゃみをさせることも可能 |
こんな顔をさせることもできる。このコマンドには「くやしいですジェネレータ」という開発コード名が付けられている |
|
|
|
そのほかにも……、なんだかセクシーな本格派の仮面を付けたり、 |
京劇風メイクを施してみたり、 |
|
|
|
嫁のもらい手がなさそうな江戸娘にしてみたり、 |
嫁をたくさんはべせらていそうな王子っぽくしてみたり、 |
|
|
|
船外活動が得意なふりをさせてみたり、 |
月にしちゃってお仕置きしてみたり、……といった魅力的なデモが山ほど紹介された |
また、絵や動植物の写真からアニメーションを生成することも可能だ。こちらは多少の手作業が必要になるが、先ほどの人物写真と同様、猫、犬、植物、絵のキャラクターが、まばたきをしたり、首を傾けたり、口を動かしてしゃべったりする。
|
|
|
猫、犬の写真から生成したアニメーション。まばたきしたり、口を動かしたりする |
|
|
|
|
植物(パイナップル)の写真から生成したアニメーション。目や口に該当する部分が動き、しゃべったり、表情を変えたりする |
絵から生成したアニメーション。写真同様、まばたきをしたり、表情を変えたり、首を傾けたりする。その際、髪に隠れていた部分が現れるなど、人間同様自然な動きを見せる |
