米Hewlett-Packardは30日(米国時間)、Nehalem世代の新Xeonプロセッサを搭載する新Workstationブランド「HP Z Workstationシリーズ」を発表した。ラインアップは「Z400」、「Z600」、「Z800」の3製品。価格はそれぞれZ400が969ドルから、Z600が1,679ドルから、Z800が1,999ドルからとなっている。
同製品は、筐体のデザインを「BMW DesignworksUSA」が担当。先進的なアーキテクチャを装備し、ミッドレンジのMCADや、3Dアニメ制作、ビデオ編集から高度な3D CADや、動画作成などの高負荷業務に高い処理能力を発揮するとのこと。また環境にも配慮しており、3製品すべてにおいて80-Plus電源ユニットを搭載。Z400、Z600で85%、Z800で88%という電源効率を実現している。CPUは30日(米国時間)米Intelより発表されたNehalem世代の新Xeonプロセッサ「Intel Xeon プロセッサ 5500番台」または「Intel Xeon プロセッサ 3500番台」を搭載し、グラフィックスボードはNVIDIA Quadro FX 380/580を装備することもできる。対応OSは、Windows Vista Business 32-bit/64-bitならびにWindows XP-32(ダウングレードOS)、Windows XP-64(ダウングレードOS)が用意されており、OSなしのモデルもあるとのこと(※3製品とも)。
米Hewlett-Packard ワークステーション グローバルビジネスユニット バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのJim Zafarana氏は「Zシリーズの発表は同社の過去30年間のワークステーション事業において、もっとも大きい発表だと考えています。同シリーズは新しく再開発したWorkstationで、システムだけでなく、デザインにも注力するためにBMW DesignworksUSAと共同で開発を行いました。大学やアニメーションスタジオでの使用時に、Workstation自体を移動させるということも念頭に置いてデザインされています。また、狭い空間での使用、エアフロー、消音などにも注力したデザインになっています」とコメントした。