JTBはこのほど、旅のアンケートサイト「たびQ」にて「地元の食」や「ご当地グルメ」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。調査は3月1日~10日の期間にインターネット上で行われ、全国の男女1,346人から回答を得た。

まず、「地元の食」や「ご当地グルメ」を目的に旅行をしたことがあるかをたずねたところ、76%が「ある」と回答し、"食"を目当てに旅に出かける人が多いことが判明。反対に「ない」は24%にとどまった。

続けて、上記の質問で「ある」と答えた人に、それらの"食"に興味を持ったきっかけを聞くと、1位が「ガイドブックや雑誌」(30%)、2位が「テレビ」(26%)、3位が「口コミや、ご当地グルメに関するサイトなどのインターネット情報」(19%)との結果に。年代別に見ると、20代以下のみで「インターネット情報」(26%)が「テレビ」(21%)よりポイントを獲得しているのが目を引く。また「地元で発行される資料やチラシなどの地元発信の情報」は20代以下では0%だったが、30代では6%、40代は8%、50代は10%、60代は14%と、年齢が高くなるに従って回答率が増えていく傾向が判明した。

「その"地元の食"や"ご当地グルメ"に関心を持ったきっかけは何ですか」 提供:JTB

同じ回答者に旅行先で「地元の食」や「ご当地グルメ」を食べて、感じたことや思ったことをたずねると、「またその土地へ"食"を目的に訪ねたいと思う」(39%)がトップとなり、次いで「地元の食・ご当地グルメにちなんだメニューが食べられる身近なお店を探してみようと思った」(16%)と「身近で開催される物産展などに行ってみようと思った」(16%)が並ぶ結果となった。

「旅行先で、"地元の食"や"ご当地グルメ"を食べて、感じたこと・思ったことは何ですか」 提供:JTB

このほか、今までに食べた思い出深い「地元の食」や「ご当地グルメ」として、「秋田のきりたんぽ鍋」(20代男性)をはじめ、「房総半島(千葉県)の地魚にぎりとなめろう」(40代男性)、「奈良の柿の葉寿司」(30代女性)など、その土地ならではの特色ある料理が数多く挙げられていた。