カカクコムは31日、定額給付金の使い道に関するリサーチ結果を公表した。同調査は3月17日~23日にかけて、全国の価格.comID登録ユーザーを対象に行われ、6,407人から有効回答を得た。

調査結果によると、すでに配布が始まっている定額給付金を受け取るかどうかという質問に対しては、ほぼ100%に近い98.8%の人が「受け取る」と回答。支給された定額給付金を個別に使用するか、家族など世帯で合算して使用するかを聞くと「合算して使用する」が53.9%と半数をやや上回ったが、使い方としてはほぼ半々という結果となった。

定額給付金の主な使い道としては、「商品や外食などへの消費」が51.8%と半数以上を占め、昨今の厳しい家庭の台所事情を反映して、「生活費の補填」と答えた人も27.5%に上った。一方「貯金」と答えた人は11.8%にとどまった。

具体的に定額給付金で購入、または消費するものとしては「外食」で20.1%で最多。次いで「旅行・宿泊」が18.8%、「食品・お酒」が13.3%と続き、家電製品などの耐久消費財よりは一時的な消費に使われる傾向が強いことが判明した。同社は「『ボーナスで買いたいもの』の調査では必ず上位に出てくる『テレビ』などが比較的低い割合にとどまっているのは、定額給付金の支給額がさほど大きな額にならないことが影響しているもの」とした上で「1人12,000円から20,000円という予算の中で楽しめるパソコンの周辺機器やパーツ、ソフト、あるいは小型の生活家電関連が、主な消費の対象となりそうだ」と分析する。

また「定額給付金がなかったら購入/消費をやめる」割合がもっとも多かった製品、つまり「定額給付金の支給によって購入/消費が喚起されたもの」としては、「ゲーム機・ソフト」、「おもちゃ・ホビー」「美容・マッサージ・エステ」といった項目が上位にランクインした。