SIMD命令強化などパフォーマンスが向上した「Mono 2.4」がリリース |
Monoプロジェクトは30日 (米国時間)、Microsoft .NET互換の開発フレームワーク / ランタイム環境「Mono 2.4」をリリースした。Webサイトでは、UNIX系OS汎用のソースコードにくわえ、Linux (openSUSE、SLES / SLED) とWindows、Mac OS X、VMware用仮想マシンイメージとLiveCD形式のバイナリパッケージが用意されている。
今回のリリースでは、Mono 2.2で加えられたSIMD命令サポートを最適化。デザインガイドラインに沿って、数種類のAPIの名称が変更されている。JITコンパイラは、Mono 2.2で追加された「Linear IR」に一本化、それ以前のMono JITは取り除かれている。ほかにも、スレッド割り込みのタイマー設定をCPUサイクルに同期させる機構が追加されるなど、パフォーマンス向上に寄与する改良が施されている。