米Western Digital (WD)は3月30日(現地時間)、カリフォルニア州アリソビエホを拠点とする米SiliconSystemsの買収完了とソリッドステートドライブ(SSD)市場参入を発表した。
SiliconSystemsの買収価格は6500万ドル。同社は通信、医療、軍事、航空宇宙など高性能・高信頼性が求められる産業をターゲットにした「SiliconDrive」というSSD製品を開発・提供している。組み込みシステム向けに、2.8インチ/ 1.8インチ/ CFなどのフォームファクタ、 SATA/ EIDE/ PC Card/ USB/ CFなどのインターフェイスをサポートする幅広い製品ポートフォリオを備え、またPowerArmor、SiSMART、SolidStor、SiSecureなどデータ整合性の維持やデータ保護、ダウンタイム削減につながる数多くの独自技術を持つ。
SiliconSystemsはWD Solid-State Storage事業部門となり、WDの既存のクライアントストレージ、コンシューマストレージ、エンタープライスストレージ事業などを補完する。SiliconSytemsの創設者でCEOだったMichael Hajeck氏はWDのシニアバイスプレジデントに就任。Solid-State Storage事業部門のゼネラルマネージャーとして、同部門を率いる。