Riccardo Degni氏は10日(イタリア時間)、アニメーション効果に特化したJavaScriptフルフィーチャフレームワーク「GX」を公開した。GXはMIT Licenseのもとで公開されているオープンソースソフトウェア。未圧縮の状態で10kb前後と軽量でありながら、クロスブラウザ対応(IE 6+, Firefox 2+, Opera 9.25+, Safari 3+, Google Chrome)、おおくのアニメーション効果をサポートするJavaScriptライブラリだ。いまのところGXはjQueryをベースに構成されているため、使用するにはjQueryも一緒にロードする必要があることに注意されたい。
同氏のブログによると、GXは"Write Less, Do More", "DRY (Don't Repeat Yourself)"の2点を念頭において開発をおこなっているとのこと。またStrict Standardsに準拠し、CSS/JavaScriptワーニングやメモリリークが起こらないようにとさまざまなテクニックが使用されているようだ。
GXではじつにさまざまなアニメーション効果が用意されている。WebサイトのDemosにてその効果をひととおり確認することが可能だ。本稿ではデモで紹介されている中の一部をピックアップして紹介しよう。
必要なファイルをダウンロード
動作にはjQueryが必須なので、あらかじめjQueryのWebサイトからライブラリをダウンロードしておく。ダウンロードしたバージョンは2月19日(米国時間)にリリースされたjQuery 1.3.2。
つづいてGXのWebサイトへ移動し、ページ下部にある「Download」よりGX.jsとGX.transitions.jsをダウンロードする。なおGX.transitions.jsはさまざまなアニメーションのモーション(Easing Equations)を定義したファイルだ。凝ったアニメーションが必要ない場合はダウンロードしなくても良いだろう。今回はそれぞれ2ファイルを未圧縮(Normal)の状態でダウンロードした。