NTTドコモは31日より、観光・サービス業などに携わる企業や自治体向けに、携帯電話の位置情報と連動した情報配信が可能なASPサービス「次ナビ(つぎなび)」の提供を開始する。同サービスは、Flash(1.1以上)に対応したドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯電話で利用可能。申し込みは、全国のドコモ法人営業部門またはドコモビジネスオンラインで受け付ける。

イメージ画像。旅行ガイドブックを取り扱う出版社が、旅行者向けに観光情報配信サービスを提供した場合

次ナビは、位置情報と連動した情報配信機能、システムの運用、利用者行動分などをドコモが一括して提供するASPサービス。同サービスを導入した企業は、位置情報と連動したコンテンツ配信や統計情報に基づいた推奨スポット情報、周辺地図情報を自社サービスとしてユーザーに提供できる。加えて、どのような属性の顧客が、どのような行動をしたかといった利用者行動分析も可能だ。

なお次ナビは、沖縄県および京都府で2008年1月11日から3月30日の期間に実施された、位置情報を活用したターゲティング情報配信に関する実証実験で、有効性が確認できたことからスタートした。モニター参加者の利用状況や行動履歴などから、位置情報と連動した情報配信などの有効性が確認できたという。