ウェザーニューズはこのほど、一つのつぼみに咲く花の個数を数えて桜の健康状態を調べる「花数調査」を開始した。同調査は桜を通して春を楽しむ企画「さくらプロジェクト」の一環で、全国約1万4,000人の「桜モニター」が対象となっている。

「さくらプロジェクト」画面 (C)ウェザーニューズ

同社によると、桜は複数の花を一つのつぼみから咲かせる特徴があるため、その花の個数を調べることで健康状態を知ることができるという。ソメイヨシノの場合、一つのつぼみに対して花数6個以上なら"とっても健康"、4~5個は"健康"、3個以下は"お疲れモード"と、花数が多いほど健康状態は良いとのこと。2008年の調査では、西日本の平均花数は3.8個、東日本は平均4個前後と"西低東高"の桜の元気度となったほか、全国平均の花数は3.84個と"やや元気が無い"との結果となった。

同調査に参加するには、任意の桜の木を1本決めて観察を行い携帯電話で報告する「桜モニター」(無料)に登録する必要がある。登録モニターは、同社の携帯サイト内専用ページから桜の木に付いたつぼみと花の個数を入力すると、その木が健康かどうかを確認できるという。同社は、桜の開花シーズン終了後に全国の調査・分析結果を携帯サイトにて発表するとしている。