「BASELWORLD 2009」にてセイコーウオッチは、ダイヤモンドや七宝などを取り入れた高級ウオッチを発表していた。
セイコーブースでは、男性向けの新シリーズとして「セイコー ブライツ アナンタ」を世界同時展開すると発表された。全世界の高級品市場に向けての同時発売は同社にとって初めての試みとなる。日本の機能美の象徴である「日本刀」をモチーフとしたデザインを取り入れた同モデルには、独自の駆動機構である「スプリングドライブ」搭載モデルとメカニカルムーブメント搭載モデルがラインナップされる。発売は9月19日で、価格は、19万9,500円から68万2,500円。
また、高級ウオッチブランド「クレドール」からは七宝を用いた「クレドール ノード 七宝モデル」が登場した。伝統工芸作家の監修のもと、日本の伝統技術である七宝をダイヤルに採用した同製品。1枚のダイヤルの研磨には3時間が費やされるという。また、搭載されるムーブメントは、雫石高級時計工房の技能士が手がけた、厚さ1.98mmの極薄型手巻式ムーブメント「キャリバー6890」だ。発売は8月下旬を予定しており、限定各15本。「桜」をモチーフとした「GBBY 999」が378万円、「紅葉」を題材とした「GBBY998」が367万5,000円。
さらに圧巻なのは、最高のファッション時計を目指すという「セイコー ガランテ」の新モデル。ガランテ初となるメタルブレスレットモデルの価格は73万5,000円。発売は6月下旬で、約330個もの貴石をあしらった限定モデルも8月下旬に発売する予定だ。
女性用ウオッチとしては、"宝石、貴重なもの"を意味する「JEWEL」の頭文字をとった「クレドール ノードJ」より「GSWE933」を発表。縦長のフォルムでより女性らしいデザインとした。発売は5月下旬で価格は71万4,000円から。