米Appleが開発者カンファレンス「Worldwide Developers Conference (WWDC) 09」のスケジュールを明らかにした。6月8日から12日に、カリフォルニア州サンフランシスコにあるMoscone Westで開催する。
昨年のWWDC08同様、今年も「iPhone」「Mac」「IT」の3つを柱にしたテクニカルセッションが行われる。同社は3月17日にカリフォルニア州クパチーノの本社でiPhone OS 3.0のプレビューイベントを行い、開発者向けベータプログラムをスタートさせたばかり。WWDC09のiPhoneセッションは、in-app purchases、Bluetooth経由のピアツーピア、ハードウエアアクセサリとのコミュニケーションなど、iPhone OS 3.0の特徴を開発者に改めて説明する場になりそうだ。Macについては、Mac OS XのメジャーアップグレードとなるMac OS X Snow Leopardの詳細が明らかになる見通しだ。64-bit、マルチコア、GPUコンピューティング、QuickTime Xなど、Snow Leopardの特長への対応をサポートするセッションが設けられる。
WWDCではCEOのSteve Jobs氏による基調講演が恒例となっているが、米国時間の3月26日時点で基調講演のスケジュールは明らかにされていない。現在Jobs氏は医療休暇中で、6月末の復帰を予定している。FAQに基調講演の注意事項が記載されているので基調講演は行われる模様だが、今年はJobs氏以外のエグゼクティブがスピーカーを務める可能性が高い。