ソニー銀行はこのほど、ソニーバンクの円定期預金・積み立て円定期預金の利用実態について公表した。ちなみに同調査は、2009年1月末時点でソニーバンク内で取得したデータに基づいている。
円定期預金の利用者は男性約55%に対して女性約45%。年齢別にみると30~40歳代を中心に利用されているが、特に女性の30歳代が41.6%と目立って高い割合であったとのこと。
また申し込み金額では「10万円以上50万円未満」が最も多く、「100万円以上~300万円未満」、「300万円以上~500万円未満」と続く。預け入れの期間は「1年もの」がダントツのトップで、2位以下は「6カ月もの」、「3カ月もの」、「1カ月もの」の順で、1年以下の預け入れ期間が人気を集めているようだ。
満期時の取り扱いをみると、自動解約が最も多く全体の49.2%を占めた。次いで元利自動継続(39.5%)、元本自動継続(11.2%)。自動解約が最も多いことについて、同行は「"自動継続"となると、自動継続後の定期預金金利は満期解約時の金利が適用になりますので、お客さまから見ると『銀行まかせ、市場環境まかせ』のところがあるのかもしれません。ソニー銀行のお客さまは『自動解約にし、満期時の環境に応じて自分で選択する』という自主性の強いかたが多いことも一因として挙げられると思います」と話す。
積み立て円定期預金は、女性の保有者が51.1%と円定期より高い数字を示した。年代別では「30歳代」が全体の46.7%とほぼ半数を占める。また、円定期預金と比べ20歳代の保有者が多いのが目立つ。女性の比率が多い背景の一因として同行は「将来に対して堅く準備する傾向は女性の方が強いようです。そもそも女性の比率が高い円定期ですが、積み立て定期となると、さらに女性の比率が高まります。また、20代の比率が上がることから、若い女性が、将来の目的(旅行・結婚など)のために、早くからコツコツと貯蓄を開始されているのではないでしょうか」とみている。毎月の積み立て額は「1万円以上~3万円未満」が最も多く、続いて「5,000円以上~1万円未満」、「3万円以上~5万円未満」の順となった。詳細はこちらで見ることができる。