「iZotope Ozone 4」では、マスタリング・プロセッサー7基を統合し、プロレベルのマスタリングが可能

M-AUDIOは、iZotope社のマスタリングシステム「iZotope Ozone 4」を発売した。価格はオープンで市場予想価格は2万9,400円前後。本製品は統合型のマスタリングソフトウェアで、マスタリングに必要なツール群をひとつのプラグインで提供する。歪みを抑えて音圧を稼ぐラウドネス・マキシマイザー、アナログモデリングのマルチバンド・ダイナミクス、4バンド仕様でサウンドに煌めきや輝きを与えるマルチバンド・ハーモニック・エキサイターなど、合計7つのマスタリングツールを搭載している。

本製品は「Ozone 3」からインタフェースを刷新し、直感的に操作できるように配慮。100種類以上のマスタリングプリセットが収録されていて、各パラメーターからプリセットを選んでいくだけで手際よくミックスダウンが行える。IRCラウドネス・マキシマイザーにより、サウンドを自動解析して解像感と明瞭さを保ちながら音圧アップさせることが可能。クロスオーバー機能は自動的に最適なクロスオーバー・カットオフのポイントを検出し、ソフトウェア上のマルチバンド・モジュールにセットしてくれる。また、パフォーマンスの最適化も行われ、DAWソフトのプラグインとして低レイテンシーで動作する。

マキシマイザーの定番「Waves L1」に迫る音圧アップが魅力。2008年10月1日以降に「Ozone 3」を新規購入したユーザーは、本バージョンへ無償アップグレードが行える