パナソニックは25日、デジタル一眼カメラシステム「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠した広角ズーム「H-F007014」、標準ズーム「H-FS014045」と動画記録時のフルタイムAFに対応した高倍率ズーム「H-VS014140」を発表した。発売はH-F007014とH-FS014045が4月24日、H-VS014140が5月15日。価格は、H-F007014が124,950円、H-FS014045が36,750円、H-VS014140が106,050円。
世界最小広角ズームレンズ(H-F007014)
「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.」は、35mm判換算で広角14mmから28mmをコンパクトに実現した世界最小の広角ズームレンズ。マイクロフォーサーズ規格の特長である短いフランジバックの利点を最大限に活かし、対角線画角114°の圧倒的なパースペクティブをコンパクトなサイズで実現した。4枚のEDレンズを採用することで、倍率色収差を徹底的に除去し、周辺まで高解像度・高コントラストを実現しているという。また、2枚の非球面レンズによってディストーションを極限まで補正し、高い描写性能を実現している。
光学式手ブレ補正搭載 小型標準ズームレンズ(H-FS014045)
「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA OIS.」は、光学式手ブレ補正機構を搭載し、G1の小型ボディとマッチした、先端よりバヨネット基準面まで約60mmの超小型設計の標準ズームレンズ。35mm判換算で広角28mmから中望遠90mmをカバーし、風景から街角のスナップ、ポートレートまで幅広い用途に適している。最短撮影距離は全域 30cmの活用範囲の広いズームレンズ。また、光学系はガラスモールド非球面レンズを含む9群12枚構成の4成分ズームを採用し、諸収差をバランスよく補正し高画質を確保している。他にも、円径絞りによる美しいボケ味や前枠部を非回転にして、フレアー防止効果の高い花形フードの採用、円偏向フイルター使用時の高い操作性確保等、コンパクト性と操作性の両立を達成したという。
動画記録時フルタイムAF対応/光学手ブレ補正搭載 10倍ズームレンズ(H-VS014140)
「LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.」は、35mm判換算で広角28mmから望遠280mmを実現し、風景からスナップ、ポートレートまでほぼ全ての撮影シーンを一本でカバーした高倍率ズームレンズ。EDレンズ2枚、非球面レンズ4枚を使用し、諸収差を高度に補正しており、高倍率ズーム全域で、周辺まで偽色や歪みのない、高解像度、高コントラストの描写を可能にしている。また、同時発表の「DMC-GH1」との組み合わせで、動画撮影時のAF、滑らかな絞り動作にも対応している。AFは、高精度・高速なコントラストAF方式を動画撮影時にも活かし、軽量フォーカスレンズを採用し倍率変動の少ない滑らかなフォーカシングを実現しているという。また、ダイレクト駆動リニアモーターを採用、動画撮影に必要な高精度・静音駆動を実現している。絞りは、静止画撮影時の必要な絞り性能を確保しつつ、動画撮影時の静音性能とボケ味などの作品性向上を両立する無段階のマイクロステップ虹彩絞り駆動システムを搭載した初の動画対応交換レンズ。