Khronos Groupは24日 (米国時間)、3DグラフィックスAPIの最新版「OpenGL 3.1」を発表した。仕様の詳細は、同団体のWebサイトで公開中。
OpenGL 3.1は、2008年8月にリリースされたOpenGL 3.0の強化版。シェーディング言語の最新版「OpenGL Shading Language (GLSL) 1.40」をサポート、新しいAPI仕様に対応した。1次元テクセル配列をバッファオブジェクトに確保できる新テクスチャタイプ「テクスチャ・バッファ・オブジェクト」や、効率的なバッファ管理を可能にする「ユニフォーム・バッファ・オブジェクト」、OpenCLと組み合わせ高速なバッファオブジェクトの複製を実現する「CopyBuffer API」などの新機能も追加されている。
一方では機能の簡素化も推進。OpenGL 3.0の時点で廃止予定とされていたOpenGL 1.x / 2.xの一部機能を取り除いた。それらの機能は、互換性確保のため今後はオプションとして提供されるという。