ネスレネスプレッソは25日、エスプレッソマシン「CitiZ」(シティズ)を発表した。発売は4月1日を予定している。販売は、同社のwebサイト「ネスプレッソクラブ」、ネスプレッソブティック、百貨店、家電量販店などを中心に行われる。価格は2万9,820円。

スリムなデザインのエスプレッソマシン「CitiZ」

ネスプレッソは、カプセルと呼ばれる、1杯分ずつに小分けの密閉された容器に入れられたコーヒー豆を使用する、エスプレッソ(とヨーロピアンタイプのコーヒー)を抽出するシステム。最大19気圧(抽出時12気圧)で一気に抽出を行うことで、味わい深いエスプレッソを楽しむことが可能だ。

新モデルのCitiZは、従来のネスプレッソメーカーと比較して、非常にスリムなデザインが特徴。サイズは幅13cm×高さ27.7cm×奥行き37.2cmとなっており、例えば、現行モデルのC100の幅16.6cm×高さ25.2cm×奥行き29.1cmに比べて、幅が3.6cm狭くなっている。これは、オフィスやマンションなどの限られたスペースでもフィットするための形状とのことで、同社では、このCitiZを「都市型ネスプレッソ」というコンセプトの元に開発したとのこおとだ。なお、デザインは、スイスのデザインオフィス「アトリエ・デュ・ノール」のデザイナー「アントン・カヘン」氏により行われている。

このようなスリムなサイズではあるが、機能面では、既存のネスプレッソマシンと変わらず、カプセルの挿入/自動排出システムも採用、オートストップ機能も搭載される。トレイ部分は可動式で、エスプレッソ用のデミタスカップから、ルンゴ用のカップにまで対応可能だ。取り外し可能な水タンクの容量は1.0L。

なお、CitiZにはティアドロップ型のノズルを搭載した「C110」とアールデコタイプのノズルを搭載した「D110」が存在し、C110ではレッドとグレー、D110にはクリームとブラックのカラーバリエーションが展開される。

また、同社では、CitiZの発売と同時に「ネスプレッソスプリングキャンペーン」を開催予定。対象となるネスプレッソマシンの購入者全員に60杯分から110杯分のカプセルがプレゼントされる。

ノズル形状の違う2タイプのモデルが発売される。なお、中央にあるカラフルな物体が、コーヒーの抽出に使用されるカプセル