三菱自動車は、「パジェロ」ショートボディ車にも3.2Lコモンレール式ディーゼルエンジン(DI-D)搭載グレードを追加し、3月27日より発売を開始する。トランスミッションはINVECS-IIスポーツモード5ATで、駆動方式はスーパーセレクト4WD-IIとなる。価格はガソリンエンジン仕様車より15万7,500円高の367万5,000円。
パジェロは、2008年10月にコモンレール燃料噴射システムやNOxトラップ触媒、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)などを採用して、新長期規制に適合したインタークーラーターボチャージャー付3.2Lコモンレール式ディーゼルエンジン(DI-D)を採用したロングボディを設定しており、パジェロ全グレード中6割の販売比率を占めているという。今回、ユーザーからの要望により同ディーゼルエンジンをショートボディ車の「VR-II」にも追加した。エンジンの出力やトルクはロングボディと同じ、170PS(125kW)/37.8kgf・m(370Nm)。
内外装はガソリンエンジン仕様車と同様だが、バックドアにディーゼル搭載車専用エンブレムが装着されるほか、寒冷地仕様についてはメーカーオプション設定となる。