KDDI、トヨタ自動車、ナビタイムジャパンは23日、携帯電話で検索した位置情報をBluetoothでカーナビに転送するためのプラットフォームを開発したと発表した。携帯向け地図サービスで検索したドライブスポットなどの情報をカーナビに転送し、簡単に目的地として設定することが可能となる。

携帯からシームレスにカーナビの目的地設定が可能

今回発表されたプラットフォームは、au携帯電話のBluetooth対応機種であれば利用が可能。サービス開始時点で、20機種程度で利用できる見込み。汎用性を高めるため、通信は携帯電話やPCの間でデータ交換に使われるBluetoothのOPPプロファイルを使用。位置情報の表示には地理的特徴を記述する国際標準規格であるKML形式を採用したオープンなプラットフォームとなっている。なお、地図サービスの情報提供者の権利保護のため、情報を送信できるカーナビ機体を限定する認証機能を搭載する。

3社は現在、au携帯電話向け歩行者ナビゲーションサービス「EZナビウォーク」などで検索した情報をトヨタ純正カーナビゲーションに転送するサービスの提供を検討。NAVITIME以外の地図サービスとも連携を進め、2009年上期の導入を予定している。