ジャストシステムは、日本原子力学会と共同開発した「社団法人日本原子力学会 原子力用語辞書2009 for ATOK」を6月末に発売する。パッケージ版の価格が18,000円(税別)、ダウンロード版の価格が16,000円(税別)となる。法人向けライセンスの価格は1ライセンスあたり16,000円(税別)。なお、製品の利用には「ATOK 2007 for Windows / Mac」以降、または「ATOK X3 for Linux」が必要となる。
製品は、原子力関連事業に携わる監督官庁への提出文書や事業者間で交わされる文書など安全性の観点、また専門性の高さや難解である原子力用語の表記統一の必要性から、日本原子力学会とジャストシステムが共同開発するATOK専門用語変換辞書となる。
辞書は、たとえば、オージェ電子/ガイガー・ミュラー計数管/金属キャスク/使用済燃料被覆管/トラニオン/燃料インベントリー/ラザフォード後方散乱法/受払間差異/被覆管といった原子力関連用語の先頭数文字を入力するだけでスムーズな変換可能となる。
また、"きゅうしゅうせんりょうりつ"(吸収線量率) → "absorbed dose rate"、"かそくりゅうし"(加速粒子) → "accelerateing particle"といった具合に原子力関連用語の英単語入力もスムーズにおこなえる。
なお、同社は、今後も専門用語の表記統一や効率的な文字入力が求められる業界や学会などに特化したATOK専門用語辞書の作成に取り組み、業界に応じた入力環境の実現をしていくという。