3月28日放送のドラマ『Go Ape ゴー・エイプ』(WOWOW 21:00~23:00)の発表記者会見が19日、東京・飯田橋で行われ、主演の岸谷五朗と城田優が出席した。
『Go Ape ゴー・エイプ』は、第1回WOWOWシナリオ大賞を受賞した杉山嘉一のシナリオを映像化した作品。岸谷五朗が演じるサラリーマンと城田優演じるエリート高校生の壮絶な闘いを、スリリングに描き出すサスペンスドラマだ。
しがないサラリーマンの尾子役を演じた主演の岸谷は「第1回WOWOWシナリオ大賞という作品に俳優として全力に出来たことを光栄に思います。久し振りに生傷の絶えない撮影でした。相手が城田優なもんですから、初めて会った時に嫌な思いがしたんですけど(笑)、本当に城田優が素晴らしい役者で良かったです」と記念すべき第1回の大賞作品出演に満足顔。一方の城田は「擦り傷とか切り傷は当たり前でしたが、(熱愛中の、安田美沙子に)傷は見せませんでした。彼女とは順調です。今は『天地人』(NHK)に夢中ですが、彼女にも夢中です(笑)」と公私ともに順調ぶりをアピールした。
「バイオレンスのドラマではありますが、作品の裏側で言うと、非暴力主義の作品であろうと思います。決して民放では作品なので、台本を読んでいてワクワクしました」と岸谷 |
「ずぼ濡れのシーンは、1月の本当に寒い中、お湯じゃなく水で本当に死ぬかと思ったぐらい大変でした(笑)。CGとかじゃないですから見どころですよ」と城田 |
また、この日は、第2回WOWOWシナリオ大賞の授賞式が行われ、応募総数421編の中から三好晶子さんの『蛇のひと』が大賞に選ばれた。同作品が2009年度内にWOWOWでドラマ化されることに三好さんは「夢に見ていたことが現実になる。今までやってきて良かったし、早く映像として見たいです」と喜びの声。第1回に続いて選考委員長を務めた崔洋一は「第2回は我々の予想を超えた水準。大賞の『蛇のひと』は珍しく選考員が一致しました」と総括。なお、優秀賞には坂口理子さんの『フロイデ!~歓喜の歌でサヨナラを~』、島悠子さんの『婆娑羅』、村川愛さんの『燃やして灰にして箱に入れて鍵をかけて』がそれぞれ選ばれた。