NTTドコモは19日、携帯電話から自宅PCのデータを視聴・閲覧できる「ポケットU」サービスに、Webカメラへの対応や、WMV9/WMA/MP3形式のファイルへのサポートを追加したと発表した。ポケットUの利用には月額525円が必要。
ポケットUは、自宅PC内に専用ソフト「ポケットUソフト」をインストールし、PC内の動画・音楽・画像・文書といったファイルをFOMA携帯電話や別のPCなどから参照するサービス。対応するFOMA携帯電話や、FOMA定額プラン対応のデータカードなどを使ったPCと組み合わせて利用する。自宅PCとの通信にはVPNを使うため、ルーターやPCのセキュリティソフトでVPN通信を許可する必要がある。
今回の新プラグインは、ポケットUソフトのプラグインとして動作し、PCに接続したWebカメラで撮影した動画・静止画をポケットUから参照できる。日時指定によるスケジュール撮影や動体検知によって、動きを検知したら撮影し、それを携帯上で閲覧できるので、留守宅の状況を気軽に確認できる。現時点で、USB接続のWebカメラ88モデル、PC内蔵カメラは3モデルをサポートしている。
なお、こうしたプラグインでは、ほかにネット家電に対応する「ネット家電プラグイン」、iTunesのプレイリストに含まれる音楽ファイルを登録する「プレイリストプラグイン」などが公開されている。
また、今回ポケットUソフトがVer2にバージョンアップし、対応ファイルが増加した。従来非対応だったWMV9の動画ファイル、WMA、MP3の音楽ファイルの再生に対応した。従来WMVは変換されず、iモード経由では視聴できなかったが、WMV9をMobile MP4形式に変換することで再生に対応した。
また、従来はiモーションとして音楽を再生していたが、着うたなどと同様、「ミュージックプレイヤー」で音楽再生できるようになり、より使い勝手が高まった。携帯を閉じたまま音楽再生ができるほか、音質も向上するという。