digiKam開発プロジェクトは18日、デジタルカメラ対応の画像管理ソフト「digiKam 0.10.0」をリリースした。対応プラットフォームは、UNIX系OS向け統合デスクトップ環境「KDE 4」が動作するシステム、またはWindows。

KDEのデジカメ画像管理ソフト「digiKam」。X11依存のコードが取り除かれたことにより、今後Windows版とMac版のリリースが見込まれる

digiKamは、KDEに含まれる画像管理 / アルバム作成用アプリケーション。今回のリリースでは、すべてのコードでX Window Systemへの依存がなくなり、KDEプロジェクトとして対応強化の方針を打ち出しているMac OS XとWindowsへの移植が可能になった。

デジタルカメラで撮影した画像の編集機能も強化、DNGとNEF、PEFのRAW画像に付帯するメタデータの編集が可能になった。XMPメタデータもサポートしたほか、直接カメラから画像を取得 (GPhoto2対応機種のみ) する機能も追加されている。ほかにも、データベーススキーマの改良やKDE 4のPhononインタフェースを用いた描画などの変更が行われている。