記入例つき・節約時代の家計簿テク - 1日5,000円予算、独身投資家のExcel家計簿を大公開!

Aさんの格言は「早め早めの振り返り」。逆に週単位で余らせた予算は、ネットバンクを利用して、すかさず別口座に貯金しています。マメですね～!

「週単位ではなぜか3万円で管理していて(笑)、だから僕、普段は3万円以上の物を買えないんですよ。どうしても、というときは前の週の予算が余っていて、別口座に移す直前に今週分と合算した状態で買う、というルールにしています」

週単位で余ったお金は小銭貯金。支払はカードでポイント収集も

小銭を持ちたくないので、10円未満は貯金箱かわりの小銭貯金へ。「たとえば105円のものを買ったら、僕の中では110円使ったのと同じなので」。Excelでは1円単位を切り上げて入力しています。ただしこれは、コンビニと自動販売機での買い物の場合。それ以外の支払は、ポイント獲得のために全てクレジットカードを利用しています。月単位の家計簿には、当月と翌月以降のカード引き落し額の項目を設けています(家計簿画面2)。

「飲み会代をカードで払ったりすると、みんなの分の現金が入ってきて、今自分がどのぐらいお金を使っているのか、使えるお金はあとどのぐらいなのかがわからなくなる。そのためにもエクセル家計簿は大事だし、この数字を信じてやるしかないんです」

ちなみにリボ払いの裏ワザなどを駆使して膨大にたまっていくポイントは、楽天ポイントかPASMOチャージに交換しています。

「チャージのためだけにPASMOを作りました(笑)。」

投資もすべてExcelで管理

このようにExcel家計簿を駆使して、生活費をきっちり管理することで、ボーナスには手をつけないで済んでいるAさん。そのボーナスはというと、海外旅行や、年に1回ほど購入する高いスーツに化ける場合を除いて、丸々「趣味」の投資に回ります。

「お金を増やしたいというより、投資すること自体が楽しいんです。儲かったらもちろんうれしいし、損していくときのドキドキ感もたまらない(笑)。プロだったら、僕みたいなアホな投資の仕方は絶対しないだろうし、世の中のためには役立ってはいないけど、好きだからやるんです。そういう意味では、車を改造するのが趣味の人と一緒ですね。今の資産額は最高時の1/4ぐらい?(笑) 投資信託がほとんどで、外国通貨は米ドルや南アフリカランドを。FXは100万円ほどを、レバレッジ5～6倍で売買しているところです」

その資産管理にも、AさんはExcelを活用しています。銀行、投資信託、FXなどのバランスを、円グラフでカラー表示。投資信託の内訳については、投資額と現在の時価をこまめに入力しています(家計簿画面3)。これは家計簿と共に、ぜひ見習いたいポイントです。金融機関から届くお知らせを取っておくだけでは、全体は把握できませんから。