節約ツールとして注目を浴びる家計簿を使いこなす方々にお話を伺う、全4回シリーズ「節約時代の家計簿テク」。第1回の節約主婦・DECOさんに続いて、第2回にご登場いただくのは投資家のAさんです。
毎日5,000円。毎週振り返って使いすぎを防止
遡れば、小学生の頃にお小遣い帳をつけていたという、投資家のAさん。初めて家計簿をつけたのは浪人時代から大学在学中にかけて。「親からの仕送りで生活していましたから、赤字なんて許されないような生活だったので(笑)。1円単位で」ノートに管理していたそうです。就職してからはほったらかしだったという家計簿を再び始めたのは、2005年の1月から。
「ノートパソコンを買ったら、家計簿ソフトがバンドルされていたんです。せっかくだからとやってみたら、意外と性に合いました。そのパソコンを去年買い替えたら、今度はソフトが入っていなかったので、以来Excelで管理しています」
Aさんが家計簿をつける目的は、水道光熱費やヘアカット代など、毎月発生する固定費用を除いた生活費を、1日5,000円に収めるため。
その日使った金額は、帰宅したら必ずその日のうちに入力します。これが億劫で家計簿に挫折する人が多い中、Aさんは「5分で終わりますよ」と全く苦にならない様子。それが日単位、週単位、月単位で自動計算されて、1日5,000円の予算を守れているかどうかが一目でわかるようになっています(家計簿画面1)。
家計簿画面1。詳細はこちらをダウンロード(Excel形式) |
「週単位での管理を始めたのは去年からですね。予算オーバーしたとき、月単位で振り返るのでは遅すぎるし、日単位で調整してもあまり意味がない。週単位なら"今週使いすぎたから、来週はちょっと飲み会を減らそうかな"というように、無理のない範囲で調整ができるんです。10日単位、というのも考えましたが面倒そうだし、自分には週単位が合っていましたね……続きを読む。」