"家電タレント"の細川茂樹が、週末のビックカメラ有楽町店に現れた。何やらマイクで「もう毎日が家電との追いかけっこ。またあのメーカーが新商品を出しやがった。まだ出るのか! みたいなね」と熱く語っている。何ごとかというと、実はニッポン放送「東芝エコスタイルサタデースペシャル『細川茂樹春の新生活家電語りつくし』」の公開生放送の収録。新生活スタート前に買い替え・新規購入が多いと見込まれる4つの家電カテゴリーをチョイスし、それらの商品選びについてのポイントなどを細川が熱血アドバイスするというのだ。
「この4つを語りつくすには10日が必要だね」と細川が豪語する、4つのカテゴリーとは以下のとおり。
・2011年7月の地上・BSデジタル放送完全移行を前に買いどきを考える「テレビ」
・サイクロン式も紙パック式もハイテク化が進んでいる「掃除機」
・節水・節電しながら洗いから乾燥までを行える「洗濯乾燥機」
・大型も中型も2段目の右側の引き出しに注目して選ぶといいという「冷蔵庫」
テレビ選びのポイント
細川の熱血解説とともにこれら製品の買い方のポイントなどを探っていこう。それではまずはテレビから。完全地デジ化に合わせて購入を検討している人も多いと思うが、「プラズマと液晶、どちらのタイプがいいの?」という質問には、「キーワードは付加価値」と細川。
「プラズマと液晶については、はっきり言えばどちらでもいいんです。ただ大画面はプラズマが有利、小型モデルは液晶がいいと思う。売れ筋は37~42インチだけれど、『大は小を兼ねる』って言うし、置けるんだったら1インチでも大きいほうがいいですね。それから、ブルーレイやHDD内蔵などの録画機能が付いているかどうかも大事。さらに、本体を支える台の違い、リモコンの利便性といった付加価値をよく見て検討してください」とのこと。
掃除機は低騒音、洗濯機はメンテナンス性に注目!
お次は掃除機。「サイクロン式と紙パック式、どちらを選ぶべき?」という質問に対して、細川は「キーワードは音の質」と話す。
「サイクロン式と紙パック式の違いはズバリ紙パックがあるかないか。吸ったゴミの捨て方の好みで選ぶのもいいですね。もうひとつポイントなのは吸引力と音の関係。東芝から出ているクリーナー『クワイエ』のサイクロン式は49dBという低騒音。これは音楽を聴きながらでも掃除ができる程度の音なんです。こうした掃除機から出る音を実際に聞き比べながら買うというのも大事だよね」。
さらに「ドラム式と攪拌式の両方の洗濯機を持っていて、使い分けている」と証言し、「洗濯機についてはマジで店員になれるほど」と自信を持つ彼は、洗濯乾燥機の購入ポイントについても熱く語っていた。
「洗濯乾燥機を購入する際のポイントはメンテナンス性。洗濯乾燥機って日々使うものでしょ。だから、店員に即座に『メンテナンスはどうなってるの?』って必ず聞いてほしい。洗濯乾燥機に付いているフィルターに注目して欲しいですね。洗濯乾燥機のフィルターって毎回掃除しなければならないからフィルター掃除のし易さも大事。カビも気になるじゃないですか」。
"玉手箱"のような冷蔵庫!?
最後に解説してくれたのは、細川こだわりの冷蔵庫。「いろいろ収納できて、楽しくてしょうがない」と笑う細川が、冷蔵庫のトレンドを見分けるポイントとして「2段目の右の引き出し」を挙げた。この部分が「各メーカー個性を競っている部分」だという。
「観音開きタイプの冷蔵室では、"2段目の右の引き出し"をぜひチェックしてもらいたい。ここが各メーカーこぞって個性を競っている部分です。メーカー各社さまざまで、例えば温かいものをそのまま入れられる保温機能が付いたものまであって、北国のほうでは売れたという製品もあります。買う前に2段目に頻繁に出し入れするものを考えてみてから冷蔵庫選びに入るといいですね」。
「冷蔵庫は使い勝手が大事。僕が一番大好きな"箱"です。まさに"玉手箱"ですね」と熱く語る細川。これからの家電選びのコツとして、デートコースの中に組み入れることを提案していた。「量販店はひとつのアミューズメントだと思って。そこは自信のある商品の見せ合いの場でもある。デートコースにもいいと思いますよ」(細川)。
細川と家電メーカーとの追いかけっこは、まだまだ続く…。