KDDIと沖縄セルラーは、同社が提供するPTT(Push To Talk)型のコミュニケーションサービス「Hallo Messenger」の提供を8月31日で終了すると発表した。

Hallo Messengerは、ユーザー同士で文字や写真を送受信したり、音声通話を最大5人でリアルタイムに利用できる。2005年10月に発表され、その後発売されたau携帯電話に標準で搭載されていたが、利用者減少に伴い、サービス終了が決定した。

コミュニケーションツールとして女子高生などの若者をターゲットに普及を狙っていたが、最近は「デコレーションメール」やSNSなどの利用が増加傾向にあり、同社ではHallo Messengerのリアルタイム性よりも「書きたいときに書き、見たいときに見るメールや(SNS内の)ブログによるコミュニケーションが浸透したようだ」と分析している。

同社では今後、デコレーションメールやau one GREE、2月より開始した「デコレーションアニメ」などのサービスの充実を図る考え。なお、法人向けの同時通話サービス「Business Messenger」は今後も継続して提供する。