ソニーは18日、ポータブルナビ「nav-u」の新モデル「NV-U3C」を発表した。発売は4月21日を予定しており、価格はオープン。市場価格は3万5,000円前後と予想される。
nav-uは、吸盤付きのクレードルでダッシュボードに固定できるポータブルナビ。現行モデルの「NV-U3」では、4.8V型ワイド液晶パネルを採用していたのに対して、NV-U3Cでは液晶パネルを4:3の3.5V型に変更。本体のサイズも従来の幅150mm×高さ87mm×奥行き20mmから、幅106mm×高さ78mm×奥行き17mmへと小型化されている。同社によると、この小型化は、小型車や軽自動車など、ダッシュボードの狭い車での設置性と、徒歩時のナビゲートでの使い勝手を考慮してのことだ。
従来のnav-uシリーズには、徒歩時のナビゲーション用の「徒歩モード」が搭載されていた。NV-U3Cに搭載されているのは、その機能向上版の「徒歩モード・プラス」。従来の徒歩モードでは、自動車用の交通規制がそのまま適用されていたのだが、徒歩モード・プラスでは、それらの適用を外し、より実際に徒歩で移動するのに適切な参考ルートを表示するようになった。なお、参考ルートに従って移動している場合、音声案内も行われる。
さらに、オプションとして6月中旬に発売予定の、自転車用クレードル「NVA-BU1」(オープンプライス:市場予想価格5,000円前後)を利用すれば、自転車のハンドル部分にも取り付けが可能だ。ただし、自転車用の交通規制データが収録されているというわけではない。
搭載されているメモリーは4GB。日本全国のマップに加えて、主要都市を含む一部のエリアに関しては市街詳細地図も収録される。また、交差点やインター、ジャンクションなどでは3Dでの表示も可能だ。操作はタッチパネル式で、住所、電話番号、ジャンルなどから、目的地を検索し、ルート検索を行うことができる。
地図情報だけでなく、飲食店や温泉、サイクリングターミナルなどのガイドも収録されており、さらに、地図情報サイト「PetaMap」でのスポット情報などを利用することもできる。
電源は、内蔵のリチウムイオンバッテリー、または付属のACアダプター、同じく付属のシガー電源コードを利用する。シガー電源コードは12V車だけでなく24V車にも対応。バッテリーは、通常モードでは約4時間、省電力モードでは約5時間の使用が可能だ。