3月29日からWOWOWでスタートする連続ドラマW『空飛ぶタイヤ』(毎週日曜 22:00~23:30 全5話)の完成披露試写会が17日、東京・恵比寿で行われ、主演の仲村トオル、田辺誠一、水野美紀、萩原聖人、國村隼が出席した。
『パンドラ』、『プリズナー』に続く連続ドラマWの第3弾は、自動車メーカーによるリコール隠しというリアルな現代社会の闇を描いた社会派ドラマ。池井戸潤の同名小説(実業之日本社刊)を原作に、トラックのタイヤ脱輪による死傷事故をめぐって、責任を押し付けられた赤松運送会社の社長、赤松徳郎(仲村トオル)が、ひたすらリコールを隠し続ける自動車メーカーと対峙しながら真相に迫っていく。
主演の仲村は、ほとんどのシーンで罵倒しているという田辺誠一に向かって「客観的にみて、中間管理職は大変だな~と思いました」とねぎらいながらも「昨日、1話を初めて見たんですけど、事故のニュースが流れている中、沢田がお酒を飲みながらプラモデルを作っているシーンを見て、同情したのに裏切られた気分で、だいぶお酒を飲みました(笑)」と赤松に感情移入した様子。また、ドラマの内容にちなんで、今だから謝れることを告白した出演陣。水野美紀は「カリパクですね、借りたまま返さない(笑)。あとは子供の頃、落とし穴をよく掘っていたので、そこに落ちた方にこの場をお借りして謝りたいです」と話し、周囲を笑わせていた。