オン / オフラインを問わず共通のUIで各種メディアを再生できる「Boxee」

米国のネット放送企業Boxeeが、同名の映像 / 音声コンテンツ再生ソフト「Boxee」を遠隔操作できるiPhoneアプリ「Boxee remote」を公開した。対応デバイスはiPhoneおよびiPod touch、動作環境はiPhone OS 2.2以降。価格は無料、App Store経由でダウンロードできる。

Boxeeは、映像やオーディオ、静止画像などのデジタルコンテンツを提供するオンラインサービス。オープンソースのメディア再生ソフト「XBMC」をベースに開発された同名の視聴ソフトを利用し、さまざまなコンテンツを視聴することができる。CNNやABC、MTVやBBCNewsといった大手メディア企業と提携しているほか、YouTubeやLast.fm、fllickrなどのオンラインサービスも利用できる。ローカルに保存された動画や静止画、DVDなどのメディアファイルも共通のインタフェースを使い再生可能。

サービスの利用および視聴ソフトの入手には、ユーザアカウントの作成 (無料) が必要。現時点では、Mac OS X 10.4 / 10.5以降とUbuntu Linux 8.04 / 8.10に対応したバイナリパッケージが用意されている。

今回リリースされたBoxee remoteは、iPhone / iPodから無線LAN経由で視聴ソフトに接続、チャンネルの選定や再生 / 停止などの操作を行うもの。操作モードには、Boxeeのロゴをドラッグする「ジェスチャーモード」と5つのボタンを使う「ボタンモード」の2種類を用意、iPhone / iPodをBoxeeのリモコンとして活用できるようになる。

ロゴをドラッグして操作する「ジェスチャーモード」

5つのボタンで操作する「ボタンモード」