M.I.D.は17日、独brainworx社の「Pro Tools|HD」用のプラグイン・ソフトウェア「bx_hybrid TDM」と「bx_control TDM」を発売した。双方とも、高品位なEQ(イコライザ)クオリティや独自のM / Sテクノロジーによって、多くのプロフェッショナルから支持を得ているというプラグイン。
「Pro Tools|HD」は、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)搭載のカードやソフトウェア「Pro Tools HD software」を含む業務用レコーディングシステム。今回発売された2つのプラグインは、処理にパソコンのCPUを使う従来のNative版とは異なり、「Pro Tools|HD」付属カードのDSPを処理に利用するTDMプラグインと呼ばれるタイプとなっている。
「bx_hybrid TDM」は、レコーディングやミキシング向けのモノ / ステレオEQで、「bx_control TDM」は、M / S信号とL / R信号を相互変換できるコントロール・リスニング・ツール。どちらも、L / Rで入力された信号をM / S方式で録音されたように変換する同社独自の"M / Sアルゴリズム"を搭載。また、拡がり感をコントロールできる「M / S ステレオ・ワイズ・コントロール」や低周波域だけをモノラル化する「モノ・メイカー」などの機能が利用できる。動作環境は、Macintosh版がMac OS X 10.4以降、Windows版がXPもしくはVista。価格は「bx_hybrid TDM」が59,850円、「bx_control TDM」が26,250円で、Native版からのアップグレードも用意されている。