第5回オリックス マネー川柳の入賞作品が決定した。過去最多という15万439句もの応募作の中から見事、大賞に選ばれたのは千葉県の70代男性「喜寿男」さん作「『百年に一度』も長寿 なればこそ」。

大賞について、選者の尾藤一泉氏は「高齢化社会の経済施策が問題視されるなか、世の経済情勢は『百年に一度』を理由に目先の舵取りに終始している現状。流行語を織り込みながらも、しっかりとした現状批判の目を忘れず、しかも、一方的に揶揄するだけではない表現の上手さが光りました」と公式サイト上にて評している。

ユーザー投票賞には「心配は 老後じゃなくて 半年後」(京都府30代男性・感極丸さん)。マネー川柳運営事務局は「老後はもちろん心配の種ではありますが、最近の経済不況を考えると、半年後の生活でさえ心配……。そんな庶民の声を代表するような作品に、一般投票でダントツの人気が集まりました」とメッセージを寄せている。

また、オリックスグループ各社賞(7句)には、今話題の「ETC」や「定額給付金」などをモチーフとした句が選ばれたほか、優秀賞(15句)では「デリバティブ 宅配ピザと 思う母」おかしくも「うん、うん」と頷いてしまいそうな秀逸な句が出揃った。詳細はこちらで確認することができる。