ドットコモディティは16日、NY金先物や原油先物などの商品CFD取引の提供を4月より開始すると発表した。
一定額の証拠金をあらかじめ取引業者に預託し、それを担保に投資対象の売買の差額で決済する取引「CFD(差金決済取引)」は、レバレッジ効果もあり、"ポストFX"とも呼ばれる仕組みの金融商品だ。同社によると、「商品先物業者として商品CFD取引の提供を開始するのは初」とのこと。
同社が提供する商品CFDは、金・銀・銅・プラチナ、原油(WTI、北海ブレント)・天然ガス、小麦・砂糖・綿花等20銘柄を超える。16日時点で取り扱い銘柄は27銘柄だが、4月の開始時点ではさらに増える見込み。手数料や最大レバレッジについては現時点では未定。
商品CFDは、(1)24時間取引が可能、(2)(24時間取引によりロスカットが的確に行える結果)リスクのコントロールが容易、(3)取引期限の制約なし-といったメリットがあり、「国内の取引所での取引よりも高い利便性を投資家に提供する」(同社)。また、ネットを通じて、NYやロンドンといった海外で取引されている商品(コモディティ)の取引を容易に行うことが可能なほか、「金ETF等の通常の金融商品に比べて、レバレッジを効かせた資金効率の高い取引を行うことができる」(同)。