4月6日放送スタートのドラマ『エゴイスト』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週月曜~金曜 13:30~14:00)の制作発表が16日、都内で行われ、出演者の吉井怜、宮地真緒、林剛史、山本みどり、川島なお美が出席した。

左から川島なお美、吉井怜、宮地真緒

芸能界を舞台に、新人スタイリストとして大女優の玲子(川島)を担当するヒロイン・明里(吉井)と、劇団員で女優を目指す妹の香里(宮地)を中心に、女の欲望と嫉妬、愛と裏切りがテンポよく描かれる同ドラマ。香里が明里の出生の秘密を知り、明里の実の母親である玲子(川島)に近づき、その名を利用しようとする。それが発端となり、姉妹、2人の母、そして玲子の義理の息子・俊介(林)を巻き込んで、エゴとエゴのぶつかり合いが始まる。

主演の吉井は、ドラマのタイトルに衝撃を受けたというが、「撮影に入ってみると、エゴは悪くないんじゃないかと思うようになりました。人間の性格や自分らしさが見えてきますし、ドラマでも色んな感情がぶつかり合います。だからこそ感情移入できると思うんです」と登場人物たちの人間味の部分を強調。「このドラマを見て、いい意味なエゴを見つけてほしい」とアピールした。一方、宮地は「香里は、自分の欲望に素直な子。自分とは全く違うキャラクターなので難しいけど、やりがいはありますね」と役への思いを語り、「前半は皆さんに嫌われるように頑張ります(笑)」と意気込んだ。

同じ事務所に所属し、息もぴったりな2人。かつて宮地は、吉井怜が白血病から奇跡的に回復し芸能界に復帰するまでを描いたドラマ『神様、何するの』(2003年)で吉井を演じたことがある

写真左から、林剛史、川島なお美、吉井、宮地、山本みどり。山本は、明里と香里の母親・綾女を演じる

また、女優という職業にプライドと自信を持ち、個性の強いキャラクターの持ち主である玲子を演じる川島は「役の強さに引っ張られるように思いっきり演じたい。ここ一番という時は、勝負下着で臨んでいます(笑)」と気合十分。続けて「でも、玲子のキャラクターに引きずられるとプライベートに影響が出ますから(笑)、そうならないように気をつけないと!」と笑わせていた。