日本AMDは、同社製GPU「ATI Hollywood」(開発コードネーム)が、任天堂の据え置きゲーム機「Wii」の搭載GPUとして出荷数5,000万個を達成したと発表した。同GPUはAMD製品の中で最も成功を収めたゲーム機向けGPUとなる。

Hollywoodは、Wii専用に開発されたカスタムGPUとされ、プロセス技術にDRAM混載CMOSプロセスを採用しているなどの特徴がある。AMD(ATI)は、今回のWiiのほか、同じく任天堂の「ゲームキューブ」にもGPUを提供していた実績がある。

今発表の中で、米AMDのラフィックス製品グループ担当上級副社長兼ゼネラル・マネジャーのRick Bergman氏は「Wiiを楽しむための大きな要素である静音かつ低発熱なグラフィックス・エンジンとして、ATIのHollywoodグラフィックス・プロセッサを提供していることを誇りに思う。AMDでは任天堂を大切な顧客と捉えており、今後も協業を深めていきたい」とコメントしている。