旅での美しい自然、景色、人との触れ合いも良いものだが、やっぱり"食良ければ全て良し"。美味しい物に巡り会えればその旅は成功! と考える人は多いはず。沖縄は風土だけじゃなくてフードも"チャンプルー(まぜこぜ)"していることが特色。伝統的な沖縄料理だけじゃなく、台湾料理、アメリカ料理、イタリア料理などが当たり前にローカル化している。だから、沖縄に旅すれば、色々と食べられてお得なんですよ! さあさあ、これから旅行シーズン到来だし、行きませんか、沖縄に。ということで、今回は沖縄に行きたくなるような"食"を紹介しよう。
沖縄料理はヌチグスイ(命の薬)と呼ばれ長寿食というイメージが強いが、歴史的背景の中でアメリカの食文化の影響も受けているため、美味しくてボリューム満点なアメリカ料理も多く存在する。伝統的な沖縄料理とハイカロリーなアメリカ料理は正にコントラスト。今回は私の沖縄フードの中でも最近ヒット食の二つのレストランをお勧めしたい。
【アメリカン&イタリアン】ローズガーデンで朝食を
まず、最初にご忠告。沖縄本島の中南部にあるレストラン「The Rose Garden(ローズガーデン)」には必ずお腹を空かせて行きましょう! 嘉手納やキャンプ・フォスターなどが近いせいかお店の前に並ぶ車はほとんどが「Y」ナンバー(米軍関係者やその家族などの車のナンバー)で、お客の大半が地元アメリカ人らしい。ゆえにイタリアンレストランと銘打ってはいてもお店の外観、店内の雰囲気、匂い、メニュー、ボリューム全てにいたるまでとってもアメリカンだ。
そのせいかこの店で大変人気が高いのがアメリカタイプの朝食である。メニューには「マリアおばあちゃんのカントリーブレックファースト」と記されており、おばあちゃんの味への期待感が高まる。メニューは豊富であれこれ迷うところだが、中でも"秘伝レシピ"の「"フレンチトースト"のブレックファーストセット」をご紹介したい。パウダーシュガーとシナモンが掛かったフレンチトースト、ベーコン&自家製ソーセージ、Lサイズ卵2個を使ったサニーサイドアップ(片面目玉焼き)、フライドポテト、そしてお代り自由な挽きたて100%のアラビカ・コロンビアブレンドのコーヒーがマグカップでサーブされて、1,150円だ。
ベーコン、ソーセージ、ハム、卵料理は好きなようにチョイスできる。フレンチトースト用の沖縄産サトウキビシロップもたっぷりと添えられてくる。ふっくら甘~いのフレンチトーストの合間にカリッカリッのベーコン(アメリカで食べるあの味!)やスパイス&ハーブがピリリと効いた丸い自家製イタリアンソーセージを食べると、口中で絶妙のコンビネーションとなる。
もし、朝からお肉がガッツリ食べたければ、リブアイステーキのセットで行くという手もある。存外ペロリと食べれてしまうのはお肉が美味しいから。この"朝食"は朝8時からなんと午後5時までやっているので、ランチに朝食を食べることができるし、午前11時からは美味しいパスタやラザニアなどのイタリアンを含めたランチもやっているので、アメリカンとイタリアンを一つのお店で同時に楽しむことが出来て便利である。また、一皿ごとの量が多いことを活かして、各自違うメニューにしてシェアすれば、種類多く食せるのでお得だろう。
DATA:
『The Rose Garden』