ASUSTeK Computerは13日、Intel Core i7に対応するATXマザーボードの新製品「P6T SE」を発売した。従来モデルから機能を絞った廉価版という位置付け。既に少量出荷中で、本日より本格的に出荷を開始する。店頭予想価格は25,000円前後。

Core i7対応ATXマザーボード「P6T SE」

チップセットはIntel X58 Express+ICH10R。既存の上位モデル「P6T」と比較して、Serial ATA 3Gb/sポートを2ポート、LANポートも1ポート減らしている。また、マルチGPUへの対応もATI CrossFireXのみとしたことなどで、コストダウンがはかられている。

無駄の無い配線による効率の良いメモリスロットの配置も特徴とされる

コストを抑えた一方で、CPUコア用の8フェーズ電源回路と、メモリコントローラーおよびQPIバス用の2フェーズ電源回路を組み合わせた「8+2フェーズ電源回路」を搭載。独自の電源管理プロセッサである「EPU」を備え、省電力性や安定動作も実現。オーバークロック利用への対応として、独自の最新オーバークロックツール「TurboV」なども付属するなど、上位モデルの持つハイエンドクラスの機能を引き継いでいる。

■主な仕様
対応CPU Intel Core i7
QPI 4.8GT/s、6.4GT/s
チップセット Intel X58 Express+ICH10R
メモリ DDR3 SDRAMスロット×6基(最大容量24GB)、アンバッファードDDR3 2000(OC)/1866(OC)/1800(OC)/1600(OC)/1333/1066MHz対応
拡張スロット PCI Express (2.0) x16×3(x16+x16+x4)、PCI Express x1×1、PCI×2
ストレージ SATA 3Gb/s×6ポート(ICH10R)、eSATA 3Gb/s×1ポート(JMicron JMB363)、ATA×1ポート(JMB363)
RAID ICH10R 0/1/5/10
ネットワーク 1000BASE-T×1(Realtek RTL8111C)
サウンド HDオーディオ対応(Realtek ALC1200)
その他 USB2.0×6ポート(+ピンヘッダにより6ポートの拡張が可能)、IEEE1394×1(+ピンヘッダにより1ポートの拡張が可能)