Safariのツールバーから「Add to Evernote」ボタンをクリックすればクリッピング完了、メモ共有ソフト「Evernote 1.3」

Evernoteは、オンライン対応メモ共有ソフト「Evernote for Mac 1.3」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.5以降、バイナリパッケージは同社Webサイト経由で無償公開される。

今回のリリースでは、Webブラウザとの連携を強化。従来のバージョンでWebページをPDF化しようとすると、システム標準の印刷機能を利用しPDFを生成する必要があったが、Safari用プラグインをあわせてインストールすると、PDFの生成とEvernoteへの保存 (クリッピング) を同時実行することが可能になった。現在パブリックβテスト中の「Safari 4」を利用する場合、[shift]キーを押しながらボタンをクリックすると、現在選択されている範囲のみPDFとして保存することもできる。

メッセージ通知システム「Growl」にも対応した

アプリケーションが発するメッセージを通知するフリーウェア「Growl」にも対応、同期などの情報をダイアログの表示でユーザに知らせることが可能になった。ノート統合機能も追加、複数のノートを選択した状態で「Merge Notes」を選択することにより、ノートを1つにまとめることができる。

Evernoteは、テキストデータやPDF、写真などのデータをオンラインに保管、各種デバイスからアクセスすることで共有を図るメモ共有ソフトおよびWebサービス。Mac OS XのほかWindows、iPhone / iPod touch、Windows Mobile、およびWebブラウザからのログインをサポート、利用するデバイスや場所に影響されず同じデータを参照できることが特徴。無償版はアップロード容量が1ヶ月あたり最大40MB、同期可能なファイル種にも制限があるが、最大500MB / ファイル種無制限のプレミアム版 (有償) も用意されている。

iPhone版Evernote。MacやWindows、Windows Mobileと情報を共有できる