バンダイナムコグループは、東京・台場にて「機動戦士ガンダム30周年プロジェクト」の記者発表会を行った。この会見では、約18mに及ぶガンダムの等身大立像を制作していることも明らかにされている。

「機動戦士ガンダム30周年プロジェクト」ロゴ

同グループは、TVシリーズ放送開始から2009年で30周年を迎えた『機動戦士ガンダム』の「機動戦士ガンダム30周年プロジェクト」を始動。「Always Beginning いつだって始まりだ。」をコンセプトとしたイベントを実施するほか、商品発売など様々な企画をグループ横断で展開していくという。

東京・台場にて記者発表会が行われた。会場は各メディアが多数出席したため、空席はほとんど見られなかった

「機動戦士ガンダム30周年プロジェクト」のイメージイラストは、安彦良和氏の描き下ろし。地球を背に、赤ん坊を手にしたガンダムが描かれている。また、コンセプトワード「Always Beginning いつだって始まりだ。」も記されている

発表会には、バンダイナムコゲームス代表取締役社長兼バンダイナムコホールディングス取締役の石川祝男氏(写真左)、チーフガンダムオフィサーとして、同プロジェクトを牽引していくバンダイ代表取締役社長の上野和典氏(中央)、サンライズ代表取締役社長の内田健二氏(右)が出席。それぞれの立場から『機動戦士ガンダム』への期待感や今後の展望が語られた。

同立像は「RX-78-2 ガンダム」を再現したもので、頭部が上下左右に可動するほか、頭部・モノアイ・両肩警告ライト・両膝警告ライトなど、約50箇所に発光ギミックを内蔵。両胸スリット部と足首部分、背中のバーニアなど14箇所には、ミスト噴射ギミックを内蔵しているという。全高は18mに及び、期間中は専用台座に設置され、夜間はライトアップされる予定。

さらに同立像は本年7月上旬~8月下旬にかけて東京・品川区にある潮風公園内に設置される予定。「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」と名づけられたこのプロジェクトは、『機動戦士ガンダム』を通じ、イベント収益の中から「緑の東京募金」へ還元、「緑あふれる都市東京の再生」の広報活動と東京発の「各種の文化発信」を目的として行われる。

等身大立像が、東京・品川区にある潮風公園内に設置されたイメージ。なお、設置位置は調整中だとしている

夜間はライトアップされる予定

設置イメージに使用された1/30スケール(全高60cm)のガンダム。フィギュアも同スケールなので、実際に等身大立像が設置された際の大きさを想像してもらいたい。なお、等身大立像は鉄骨とFRPで製作。パーツ分割により、トレーラーで運搬が可能とのこと

会見ではさらに「機動戦士ガンダム30周年プロジェクト」は、「Always Beginning いつだって始まりだ。」のもと、「Real G」「Feel G」「Soul G」の3つの切り口でプロジェクトが実施されることも明かされた。「Real G」はガンダムの等身大立像、「Feel G」はバンダイナムコグループが主催するイベント「GUNDAM BIG EXPO」(8月21から23日、会場は東京ビッグサイト)、「Soul G」はガンダムと音楽のコラボレーションイベント「ガンダム30周年記念音楽ライブ」がそれぞれ進行中とのことだ。

「GUNDAM BIG EXPO」

「ガンダム30周年記念音楽ライブ」

(C)創通・サンライズ