石油情報センターが11日発表した石油製品の価格動向調査によると、9日現在のレギュラーガソリンの店頭価格の全国平均は前週に比べ0.8円上昇し、111.1円だった。1月13日から8週連続の上昇となり、値上がり幅は合わせて5.1円となる。ハイオクは前週比0.8円高の121.9円。軽油は前週比0.4円安の99.9円で、6週連続の値下がり。
レギュラーガソリンの価格が上昇したのは44都道府県で前週の37都道府県から増加しており、「主流は値上がり」(石油情報センター)の状況。富山が前週と変わらず、岡山が0.4円、高知が0.3円前週から下がった。上昇幅がもっとも大きかったのは神奈川で前週より3.1円高い112.5円。平均価格がもっとも高かったのは離島の多い長崎で119.7円。続いて鹿児島が115.8円だった。反対に安かったのは価格競争の激しい群馬(107.2円)や茨城(107.3円)など。
小幅ながら8週連続の値上がりとなっている点について石油情報センターは「出光など元売り大手がずっと値段を上げてきているようだ。(供給に)少し"タイト感"があるのでは。価格を大きく上げ下げする要素はないが、需要と供給のバランスや商品先物の相場など、いろいろなものを背景に今後も小幅に値動きしていきそうだ」と話している。