アイシェアは10日、「大人食い・比較食い」に関する意識調査の結果を発表した。同調査は同社が提供するサービスの会員に「子どもの頃、おなかいっぱい食べてみたかったものはあるか」「それを実行したことはあるか」「お菓子やファーストフードなどを数種類、食べ比べたことはあるか」を回答してもらったとのこと。食べ物の種類も挙げてもらう形で、20代から50代のネットユーザー男女449名の回答を集計した。
大人になったらおなかいっぱい食べたかったものが「ある」と答えた283人に、食べたかったものを複数回答で聞くと、年代、性別を問わず「ケーキ(1ホールなど)」がトップで42.4%。2位は「アイスクリーム」の32.2%、3位は「お寿司」で23.0%となった。
男女別で見ると、女性は「ケーキ」と「アイスクリーム」の票が高く、甘い物志向が数字に表れた。男性も「ケーキ」と「アイスクリーム」が高いものの女性ほど票は少なく、「寿司」「ハンバーガー」「フライドチキン」「カレー」「ハンバーグ」などの食事系が女性の倍以上のポイントを獲得した。世代別では40代、50代は「お寿司」が多く、20代は「ハンバーガー」が多かった。
このうち、実際に「大人食い」を実現した人は全体の53.4%で過半数となった。「これから食べてみたい」と回答した人は15.2%で、合わせて約7割の人が「大人食い」志向であることが解った。なかには「アルバイトしてアイスクリームを1パイント食べた」「大きなカスタードプリンを作って大満足」という強者もいたとのこと。「大人食い」の感想を聞くと、「とても満足した」「贅沢した気分になった」「もういちどやりたい」という喜びの声が多い中、「少し足りないくらいが一番おいしいと気付いた」「胃がもたれた」など、実現と同時に気持ちが冷めた人もいたようだ。
また、お菓子やファストフードなどで、数点の商品を同時に食べる「比較食い」の経験は、全体の28.5%「ある」と回答した。男女別では、女性が34.8%で男性より11.3ポイント高く、年代別では30代(36.2%)が最も高かった。比較食いの対象は「フライドポテト」「ハンバーガー」などのファストフード系や、「アイスクリーム」「チョコレート」などのお菓子系など手軽に買える物が多かったとのこと。「どんなものでも比較して、自分好みの味を見つける」「味だけではなく量や値段も考慮する」という声もあったという。