JPCERT/CC(有限責任中間法人 JPCERTコーディネーションセンター)は11日、PDFファイル作成・変換ソフトAcrobatおよびPDFファイル閲覧ソフトAdobe ReaderにJBIG2処理の脆弱性の注意喚起をおこなった。

対象となるバージョンは、

  • Adobe Reader 9 及びそれ以前のバージョン
  • Adobe Acrobat 9 Standard, Pro, Pro Extended 及びそれ以前

となり、遠隔の第三者が細工したPDFファイルなどをユーザーに開かせることにより、AcrobatやAcrobat Readerから任意のコードを実行する可能性がある。

対策として、アドビシステムズより提供されている9.1へのバージョンアップ、Adobe Reader 7 / 8、およびAcrobat 7 / 8については18日(米国時間)までに修正プログラムが公開される予定。