内閣府は10日、1月分の景気動向指数(速報)を発表した。速報によると、景気動向指数(合成指数、2005年=100)は悪化を示している。
景気動向指数とは、景気の現状把握や将来予測に資するために作成された総合的な景気指標。景気変動の大きさなどを測定するCI(コンポジット・インデックス)と、景気転換点の判定に用いるDI(ディフュージョン・インデックス)がある。
内閣府の発表によると、先行指数は4カ月連続低下の77.1(前月比2.3ポイント減)、一致指数は6カ月連続の低下の89.6(同2.6ポイント減)、遅行指数は10カ月連続低下の92.1(同1.2ポイント減)となった。なかでも一致指数は、2002年12月(89.3)ぶりに90を割った。