NTTドコモは4月1日より、同社が子どもや保護者・教員向けに実施している「ケータイ安全教室」にシニア層を対象としたカリキュラムを追加することを発表した。

ケータイ安全教室は、携帯電話を使う際のマナーやトラブルへの回避策を啓発することを目的に、学校や地域コミュニティに講師を派遣して行われる出張授業。2009年2月までに累計約144万人が受講している。

今回新たに、振り込め詐欺の被害が社会問題化していることを踏まえ、2部構成のシニア向けメニューを新設。第1部として犯罪に巻き込まれないようにするための対策を紹介。第2部では自然災害時や携帯電話紛失時など日常起こりうるトラブルへの対応策を紹介する。時間は50分程度。

2月に実施された模擬授業の様子

対象となるのは各自治体の福祉課や各種高齢者福祉団体・地域コミュニティなどの団体で、申込用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上FAXで申し込む。個人での申し込みは不可。費用は無料となっている(会場は申込者側で用意する)。また従来の「小学生向け」「中学生・高校生向け」「保護者・教員向け」の教材も4月からトラブル事例や対処方法を最新のものに変更し、引き続き申し込みを受け付ける。