エソテリック、英国デッカの名盤シリーズ3作品を各1,000枚限定でLP化

エソテリックは10日、SACD、オーディオファイルとして既発売の英国デッカの名盤シリーズ3作品を各1,000枚限定生産でアナログ ディスク化し、4月10日に発売すると発表した。

英国デッカ・レーベルの復刻Super Audio CDハイブリット3タイトルは、多くの共感を得ており、なかでも高音質のアナログディスクでの復刻を待望する声も多く寄せられたという。この要望に応える為、ユニバーサルミュージック、JVC、東洋化成の全面的な協力により、高音質化を図った英デッカ名盤を発売するに至ったという。

このディスクはエソテリックのこだわりとして、従来のディスクの製作過程を見直し、MASTER SOUND WORKSと呼びうるディスクの制作を目指したもので、時代を超えた名演奏、名録音を現代に蘇らせるものとしている。

今回のアナログディスク化にあたっては、エソテリックのD/AコンバーターD-01VU、マスタークロックジェネレーター G-0Rb、MEXCELケーブルを使用してマスタリングされたデジタルマスターのもつ圧倒的な音楽情報を最大限に引き出す為、カッティング、プレス、盤質に到るまで、妥協を排した工程管理がおこなわれている。

ダイレクトメタルスタンパーを採用。これは、デジタルマスターよりカッティングしたラッカー盤(凹)にメッキをかけて作った最初の金属原盤をそのままスタンパー(凸)としてプレス機にかけたもので、限定枚数しか製作できない貴重なもの。この方法はマスタープレスと言われる。通常ディスクはラッカー盤(凹)から直接作った金属原盤(凸)より、量産用のメタルマザー(凹)→メタルスタンパーの工程を経てプレスされる。ダイレクトメタルスタンパーによるマスタープレスはこの2工程がパスされる為、音溝の状態がラッカーマスターに近く、まさにマスターサウンドと呼びうる高音質化が図れる。

カッティングは強奏時の低音楽器の溝幅・深さを十分とる為、敢えて匠の技が必要とされる手動操作が行われている。その他、高音質を追求した製造工程によって生産されるという。

モーツァルト ピアノ協奏曲第20番/第27番 サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)、ベンジャミン・ブリテン(指揮) イギリス室内管弦楽団
品番	ESLP‐10001
仕様	30cmアナログディスク(LP)
価格	4,800円(税別4,571円)
レーベル	DECCA(英デッカ)
音源提供	ユニバーサルミュージック合同会社
ジャンル	協奏曲 ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 イシュトヴァン・ケルテス(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 イシュトヴァン・ケルテス(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
品番	ESLP‐10002
仕様	30cmアナログディスク(LP)
価格	4,800円(税別4,571円)
レーベル	DECCA(英デッカ)
音源提供	ユニバーサルミュージック合同会社
ジャンル	交響曲 ファリャ バレエ音楽「三角帽子」 エルネスト・アンセルメ(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」 エルネスト・アンセルメ(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団
品番	ESLP-10003
仕様	30cmアナログディスク(LP)
価格	4,800円(税別4,571円)
レーベル	DECCA(英デッカ)
音源提供	ユニバーサルミュージック合同会社
ジャンル	管弦楽曲
仕様	2チャンネル・ステレオ、アナログディスク重量 200g、美麗豪華・紙製ジャケット使用