この連載では、Windows Script Host(以降、WSH)の基本的な用法を解説しつつ、日常的な仕事や生活に役立つスクリプトや小技を紹介しています。ちょっと難しいなと思うコードも登場するかもしれませんが、そんな場合も、あまりコードの難しさにばかり捕われずに、まずはスクリプトの便利さを感じて、楽しんでいただけたらと思っています。
さてさて、前回は、WSHの概要を紹介するとともに、占いスクリプトを作成しながらコーディングから実行までの基本的な流れを眺めてみました。心と頭の準備もできたと思いますので、今回からはもう少し実践的なスクリプトを作成していくことにします。
今回作成するのは、カンタンな英単語帳。順番に表示される日本語に対して対応する英単語を入力していくことで、最終的にどれだけ記憶できているかを採点します。問題(英単語)情報は、「日本語 [Tab] 英語」のタブ形式ファイルで管理していますので、問題の追加や変更も自由に行えます。
この英単語帳ツールを通じて、スクリプトからテキストファイルを読み書きする方法を理解しましょう。
単語帳ツールの実行結果(表示された日本語に対して英単語を入力していくと…) |
正解か不正解かを表示 |
最終的な得点を結果表示 |